WHOも警鐘!プロゲーマーはゲーム中毒(依存)なのか?

WHOも警鐘!プロゲーマーはゲーム中毒(依存)なのか?

先日、尾木ママがeSportsの大会やゲーム中毒(ゲーム障害)についてのコメントがあり、一時Twitterがあれたことがありましたね。つい最近です。

 

ゲーム依存症については、WHOが定めた基準があります。では、プロゲーマーはゲーム依存症なのでしょうか?4つの観点から見てみます。

 

ゲーム障害の4つの定義

ゲーム障害が話題に上がったのは、WHOは約30年ぶりに改定したあらたな国際疾病分類(ICD-11)にゲーム障害が入ったことです。

では、WHOが定めたゲーム障害についてどのようになっているのか、見てみましょう。

 

・ゲームを行いたいという衝動が抑えられない
・日常生活の何よりもゲームを優先する
・仕事や学業、健康等に支障をきたしても、ゲームが止められない
・ゲームを継続することで、個人、家族、社会、学習、仕事などに重大な問題が生じる

以上の症状が12か月以上続いた場合、ゲーム障害と診断されます。ただ、重症の場合はもっと短い期間で診断される場合もあるようです。

ゲームはすでに、日常生活に溶け込んでいるため、ゲーム障害になりやすい環境になっています。通勤、通学中の電車の中を見れば、だれもがスマホを操作し、動画を見たり、ゲームをしたりしています。

一定期間ゲームをしない時間をつくり、上記の行動になってしまうとゲーム障害の可能性はありますね。

ではプロゲーマーはゲーム障害なのでしょうか?続けてみてみましょう

 

プロゲーマーはゲーム障害か?4つの観点から見る

先ほど挙げた、4つの内容に照らし合わせてプロゲーマーはゲーム障害なのかを見てみます。

 

1.ゲームを行いたいという衝動が抑えられない

プロゲーマーともなると、ほぼ毎日ゲームのことしか考えない日が続きます。移動中も買い物中にも、ゲームの攻略や新しい技、やり方を考えていますね。

ゲームをしているときはゲームのスキルアップをしているため、衝動を抑えることなくゲームをしていることでしょう。

ただ、ここで考える必要があるのは、プロゲーマーはある特定のゲームしかできないということです。一度、格闘ゲームのプロゲーマーになれば、そのゲームのスキルアップに時間を費やしても良いが、それ以外のゲームはしてはいけない。

このような契約になっているプロゲーマーもいるようです。なので、時にはゲームをするのが嫌になるときもあるので、衝動が抑えられないということはないでしょう。

 

2.日常生活の何よりもゲームを優先する

これも1.と同じで、何よりもゲームを優先しないと大会で勝てないですね。プロとなった以上は大会での成績、結果が評価されます。なので、プロゲーマーには必要なこと。

 

3.仕事や学業、健康等に支障をきたしても、ゲームが止められない

プロゲーマーはゲームに勝つために体力をつけたり、自己管理をしている人が多いため、支障をきたすほどゲームに熱中することはないでしょう。

 

4.ゲームを継続することで、個人、家族、社会、学習、仕事などに重大な問題が生じる

重大な問題は生じることはあると思います。四六時中ゲームばかりしているので、それに理解のあるパートナーや友人でなければ、付き合うことはできない。

しかし、学習や仕事はゲームなので、こちらはそれほど重大な問題には、ならないでしょう。

 

以上、WHOが定めた4つの観点から見てみましたが、プロゲーマーがゲーム障害とは一概には言えないですね。

また、WHOのVladimir Poznyak博士はゲーマーについてこのように言っています。

世界中の何百万人ものゲーマーがゲームに熱中していたとしても、ゲーム障害と診断される率は極めて低いと話しています。それにもかかわらず、ゲーム障害が正式に認定されたのは、こうした状態が存在することを警告し、この病気に苦しむ人が適切な援助を得られるようにするためだとしています。

WHOの博士でさえ、ゲーム障害と診断される率は極めて低いと言っているので、ゲーム障害になるといわれているが、実際にはどうでもないかもしれませんね。

 

気になった方は、ゲーム障害の診断をしてみては

とは言っても、自分がゲーム障害なのか、そうでないのかは、気になるところだと思います。大石クリニックというところがインターネットゲーム依存症診断というものを作っています。

こちらの診断をしてみると自分がゲーム障害になっているか、暫定的に診断はできると思います。

 

【5項目以上あてはまったら「ネット依存症」】

――Youngによるネット依存尺度:8項目(1998年)から作成

・インターネットに心を奪われていると感じるか
(オンラインの活動を思い出し、次に接続することを楽しみにしているか)
・インターネットで充足感を得るために、より多くの時間を費やす必要を感じるか
・インターネット使用時間をコントロールしようとして何度も努力し、失敗した経験があるか
・インターネットの使用をやめようとしたとき、気分が落ち着かなかったり意気消沈したりするか
・予定よりも長時間、オンラインでいるか
・仕事、学校などにおける大切な人間関係を、インターネットが原因でなくしてしまいそうになったことがあるか
・インターネットの利用について、家族やセラピストなどにうそをついたことがあるか
・現実逃避や不快感(無力感、罪悪感、心配、抑うつなど)から逃れる目的でインターネットを使うか

Webサイトでは、選択するだけで診断結果がわかるので、見てみてください

 

年収10億稼ぐプロゲーマーからのメッセージ

NINJAというプロゲーマーが子供に対してメッセージを送った動画が話題になっているので紹介します。

一部画像を切り出すと

ゲームに逃げるのではなく、学校の勉強や家の手伝いなど、やることをやってからゲームに専念をしたということで、プロゲーマーになることができたといっていましたね。

誰もが、プロゲーマーになれるわけではないので、ゲームと正しく付き合うことが必要です。

 

WHOの改定は2022年から発効

また、改定されたICD-11は発表されたからすぐに利用開始されるものではなく、2019年5月に世界保健総会(World Health Assembly)に加盟国の採択のために提出され、2022年1月1日に発効する予定となっています。

 

2022年なので、東京オリンピックが終わってから障害と認定されるようになり、適切な援助が世界的に始まるということです。

適切な援助があるからいいやではなく、自分でコントロールできるようになれば、プロゲーマーでもやっていけるし、ゲーム以外の分野でも十分活躍できるようになると思いますよ。

 

まとめ:プロゲーマーはゲーム中毒(依存)ではない

WHOのVladimir Poznyak博士の証言やプロゲーマーのNINJAのメッセージよりプロゲーマーはゲームをすることが仕事となるので、ゲーム中毒ではないということになるでしょう。

現状のゲーム中毒(依存)の定義によるとという条件付きですが。上記の定義がわかれば、プロゲーマーはゲーム中毒となるかもしれません。

 

eスポーツカテゴリの最新記事